両親が公務員で、自分もそうなるものだという考えで公務員の勉強をしていましたが、
デザインの仕事がしたい!という思いが捨てきれず卒業後、専門学校に通いながらデザインの勉強をしました。
もともとアート系が好きで、様々な分野がある中で自分が一番合いそうなデザインがWEBデザインでした。
専門学校卒業後、インハウスのデザイナーとして就職をしました。
しかしそこでの1年半のデザイナーとしての仕事を行っていくうちに自分はデザイナー向きではないなと思い、
転職を機にデザイナーからクライアントワークのアシスタントディレクターになりました。
その会社でディレクターとしての仕事をするようになり、現在までディレクターを続けています。
デザインにはロジカルなもの、エモーショナルなものがあり、どちらも両極端の存在だと考えていて。
どちらか突き詰めていけば結果全く違うアウトプットになってもどちらも良いものになると思っています。
個人的にはロジカルに落としていって情報設計していくほうが得意ですね。
仕事を行っていく上で、広い視野を持つことを常に心がけています。
ディレクションをしていると色々なところでアラートが出てくるためその都度対処をしていかなくてはならないし、かと言ってスケジュールの管理はもちろん行わなくてはいけません。
しかしクオリティは妥協したくないので、バランス良く円滑に進行していくためにどうしたら良いのかを常に考えるようにしています。
上流から下流にかけて企画したものをディレクターからデザイナー・エンジニアに渡った時にちゃんと整合性が取れているのかを確かめ、よりベストな形で提供できるよう品質の管理を行うことを心がけています。
ディレクションを行っていく上では、人によってコミュニケーションのトーンを変えるようにしていて相手の置かれた状況やキャラクター、そして会話をした一言めの雰囲気でこちらの話し方を意識して変えています。
ディレクターはクライアントと制作陣の板挟みになる仕事。
仕様の変更やギミックの追加など、クライアントの要望が初期と変わってきた場合、全体を見渡し、その時々で最適解を出さなければいけません。
スケジュールを詰めて進めていくことが必ずしもいいことだとは思わないし、それだと最終的なアウトプットをしたときに差が出る。
そうならないためにも、プレイヤーが伸び伸びと制作できるような環境を作ってあげるのが自分の役割だと思っています。
エムエム総研は今まで経験してきた会社とは規模感が全く違い、どのグループと連携して行っていくのがいいのかなど部署や分野が幅広い分迷うこともしばしばで日々試行錯誤をしています。
だからこそ案件に応じて行えるアプロ―チの多様さはエムエム総研の魅力だとも思っています。
しかし、まだまだエムエム総研内のデジタル領域の仕組みを整えてスタンダードを確立していかないといけないなと考えていて。
業務を行っていく上でのスケジュールの組み方にしても現在は企画が立ち上がって設計から工数を割り出していますが、企画の段階で全体のスケジュールを決めていける流れが作りたいので、今後は社内の環境を整えて改善していきたいと思っています。